【タロットカードを覚えよう】2.女教皇
女教皇ってなんなのさ
大アルカナ2番、女教皇(じょきょうこう)のカードです。
最初は読み方すらわかりませんでした・・・今でもたまに自信がありません。
カードを見てみると聡明そうな女性が座っています。白と黒のコントラストと相まって、ちゃんとしなきゃ感が出ていますよね。
こういう白黒的な2つ対になっているのは、カードにとって大きなキーワードです。
背面の植物はシュロとザクロなのですが、男女の性という意味があります。シュロとザクロに目を背け、胸に十字架を抱えていることから、彼女の高潔さや処女性が伺えます。また、手には聖典を持ち、とても知的な印象です。信念や理想を持った真面目さが伺えます。しかし、足元には不安定な気持ちやヒステリックを示す月が描かれています。
知的で聡明な理想の自分と、不安定で落ち着かない自分。女教皇はそういった白と黒のような自分の二面性を静かに座ってじっと受け入れています。
自分自身と向き合う豊かな「精神性」、女教皇はそんなカードです。
【女教皇(正位置)の世界観】
持ち前の知性と理性で、問題点をしっかりと捉えていることを表します。
曖昧さや不明瞭なことはあく、過剰な緊張感もありません。
ただ、誠心誠意取り組んでいるために、傷つきやすいという繊細さを示している場合もあります。
また、直感力が冴えているときなどにもよく出てきます。
- <状況>厳しい生活・憧れに近付く努力をする時・学ぶべき時
- <気持ち>真剣・ストイック・妥協しない・白黒つけたい・緊張感
- <未来>学ぶ機会の訪れ・直感を得る・大事なことに気付く・危険の察知
- <恋愛>古風な恋愛・プラトニック・片思い・恋愛経験に乏しい
- <仕事>勤勉・キャリアウーマン・資格の取得
- <対人>繊細・ナイーブ・他人に求めない
他には、冷静・聡明・ロマンチスト・清潔感・少女的・憧れ・・・などがワードとしてはあります。
【女教皇(逆位置)の世界観】
理想に向かって取り組む、基本的な世界観は変わりません。
ただ、完璧主義が際立ち、妥協を許せなくなっています。
欠点を直視できなかったり、相手にダメ出しをしたりと、
ピリピリとした緊張感が漂っています。
- <状況>きっちりしすぎ・考えがまとまらない・視野が狭くなっている
- <気持ち>自分と違うものを受け入れられない・ヒステリック・精神的に未熟
- <未来>冷静さを失う事がある・ピリピリとした空気・批判が増える
- <恋愛>嫌な部分が目につく・嫉妬・疑念や不安を抱く
- <仕事>思い通りにいかない・揚げ足取り・ストレスが溜まる職場・お局様
- <対人>張り詰めた空気・余裕がない・潔癖症
他には、独断と偏見・精神的に不安定・みっともない・・・などがあります。
【女教皇からのアドバイス】
欠点に固執せず柔軟性を持って考えてみましょう・・・
不平不満や批判もあるでしょう。しかし情報に踊らされてはいけません。
感情をうまくコントロールし、
欠点さえも自分自身なのだと一度受け入れてみると、
案外ものごとはうまくいくのかもしれません。
\白黒どちらも自分自身なのですよ・・・/
【タロットカードを覚えよう】1.魔術師
魔術師ってなんなのさ
大アルカナ1番、魔術師のカードです。
怪しげな棒を右手に掲げ、今まさになにかはじめようとしてますね。年齢は若く、表情はちょっと得意げです。イケメンな気もします。
テーブルには、小アルカナでおなじみのワンド(棍棒)、ソード(剣)、ペンタクル(金貨)、カップ(聖杯)が並べられているではありませんか!!
魔術師はこの4つ全てをしっかり準備してます。そんでもって、そこからなにかを作り出そうとしているのです。すごいですよね。
おう人前でやってやるぜ、見とけよ見とけよ~という度胸。飾りのお花(意味深)まで用意しているこの周到さ。頭上には∞~インフィニティ~が浮かんじゃってますよ!UVERworldかな?やっぱりイケメンじゃないか・・・(絶望)
この若く自信に溢れたクリエイティブさ。
自分でなにかを生み出す力、無限とも思える「創造力」、魔術師はそんなカードです。
【魔術師(正位置)の世界観】
準備万端、自分がこれから成し遂げようとしていることへの自信や希望に溢れています。
開始するならまさに今っ!!大丈夫っ!!って感じです。
準備や考えが整っていることを示していたり、良い流れの暗示、
人と会う機会が増えるときにもよく出てくるカードです。
- <状況>スタートラインに立つ・準備万端・うまくいく流れ
- <気持ち>なにかを開始したい・まとまった考え・交流が楽しい
- <未来>新たな展開・好転する流れ・才能を発揮する
- <恋愛>理想の恋・積極的に行くべき・素敵な相手
- <仕事>才能発揮・意欲的・自分を活かす仕事
- <対人>高いコミュニケーション能力・器用・交渉上手
他には、積極的、思い通り、頭の回転が早い・・・などがワードとしてはあります。
【魔術師(逆位置)の世界観】
なにかを創造しようとする、基本的な世界観は変わりません。
ただ、なぜそれをするのかがはっきりしていない状況です。
迷いがあったり、準備が整っていなかったり、
はたまた調子に乗っていたり、奇をてらっているだけかもしれません。
- <状況>一度考えを整理すべき・前に進めない・準備不足
- <気持ち>自信がない・迷いがある・本質を理解していない・都合の良い解釈
- <未来>順調ではない・なぜかうまくいかない・騙される
- <恋愛>都合の良い恋愛・口だけ・異端な相手・結婚詐欺
- <仕事>やりがいがない・ほかにやりたいことがある
- <対人>苦手意識・その場しのぎ・距離を取りたい
他には、消極的、不器用、意志の弱さ、八方塞がり・・・などがあります。
【魔術師からのアドバイス】
もっと自分に自信を持って・・・
口だけじゃなくちゃんと根拠を示して・・・
ときにはやり方を変えてみたりして・・・
投げ出したりせず・・・
しっかり準備してから行動すること・・・
\そうすれば堂々といられるぞ/
【タロットカードを覚えよう】0.愚者
愚者ってなんなのさ
大アルカナ0番、愚者のカードです。
タロットは「0番:愚者」が旅をし、最終的に大アルカナ「21番:世界」にたどり着くというテーマがあるとかないとかあるとか(あります)。
つまり愚者は、これから旅に出ようとしている、自由でピュアな存在なんですね。
それにしても愚者という名前にかなりの語弊がある気がします。
グーグル先生で「愚者 意味」で調べると「ばか者。」と、どストレートに出てきました。
でも本当に愚者ってばか者。なのでしょうか?
愚者を見ると、これからの旅立ちにすっげえ浮かれてる感じがあります。
ウッキウキで花なんか持っちゃって、「おお・・・(キラキラ)」みたいな恍惚な表情で太陽の光や風を感じているのに、すぐ足元の崖に気付いていません。
ワンちゃんの口は開いていて、崖を注意してくれているのかもしれません。
旅立つわりに荷物はかなり少ないです。服も袖なんかがボロっとしていて頼りない感じです。
それでも愚者はこれからなにが起こるのか楽しみでたまらないのです。
そんな愚者のことを、私達は「楽観的な自由人」と微笑ましく思うでしょうか?
それとも、グーグル先生のように「ばか者。」と扱うでしょうか?
崖は案外低く、気をつけるほどのものではないかもしれません。
ワンちゃんも注意ではなく、「一緒に崖を飛び越えよう!」といっているのかもしれません。
何にもとらわれない、他者の目を気にしない、自分流の旅立ち。
そんな「自由」という言葉がぴったりなカードです。
【愚者(正位置)の世界観】
これから何が起こるのか、ワクワクした気持ちでいっぱいです。
常識に囚われない純粋な価値観、自分なりの自由な姿を表しています。
チャンスや転機の予兆、楽観的思考な人物、
駆け引きない恋愛を楽しんでいたり、
フリーランスでの仕事を考えていたりするときによく出てきます。
<現状>チャンスの訪れ・転機・心機一転・好奇心旺盛
<気持ち>新しい興味・純粋さ・他人の目を気にしない・細かいことを気にしない
<未来>新たな予感・束縛からの開放・自由に向かっていく
<恋愛>新しい恋・軽いノリから始まる恋・自然体でいられる恋
<仕事>新しいひらめき・転職・フリーランス
<対人>わが道をゆく・楽観的
他には、何もせずに勝ったり、その日暮らし、自由気まま、能天気・・・などがワードとしてはあります。
ワンちゃんが強力なサポートとして身近にいる場合もあるので、周りのカードや自分の状況と当てはめて判断すると良いでしょう。
【愚者(逆位置)の世界観】
自由でとらわれない、という基本的な世界観は正位置と変わりません。
ただ、「自由すぎてなにも決まってない」というネガティブな面が出てしまっています。
「ばか者。」ということですね。
なにも決めてなさすぎて自分の首を絞めたり、無責任だと思われたり、孤立してしまったり・・・あとは決めたくないという先延ばしにしたいマイナスな心理のときにも出てくるカードです。
でも本当は、良い意味での自由になれそうなのです。本当は。正逆は紙一重ですから。
<状況>先が見えていない・成り行き任せで不安定・決められない・その場しのぎ・無責任
<気持ち>現実を直視できない・決めたくない・見て見ぬふり
<未来>先が見えない日々が続く・自由になりたいのになれない・周囲に流される
<恋愛>遊びの恋・煮え切らない態度・将来への不安
<仕事>無責任・能力不足・問題に気付いていない
<対人>単独行動・孤立・流される
他には、逃避願望があるときや、旅先でのトラブルを暗示している場合もあります。
\旅するの楽しみすぎい~~!!!!/